嵐の夜に(かざみどりSS含む)
うわぁぁぁん、コミティア130落選しました!!!
初っぱなこの話?って感じですけど、まぁ速報ってことで。
昨日の台風は大変でしたね。
皆様の地域は大丈夫でしたでしょうか?
鳴海家は幸いにも家とかは壊れずに済みました。
朝から避難レベル4の市内放送で目が覚め、聞いたことがないサイレンは鳴るし、波は高いしザブーンザブーンと激しい音が聞こえてくるし、暴力に近い雨に風に不安になっていたあとのコミティア速報でふて寝してました。
創作全然やってなーーーーい!笑
まぁ、仕方ない。こういう日もある。
新刊の準備のスケジュールはやり直し。でも延期になったってことで、増えた時間の分はしっかり校正に充てていきたいと思います。
恐らく28ページくらいになりそう! 中身ジックリ見ていただけると嬉しいです(^o^)
因みに悲しみを堪え、冬のコミティアの申し込みを進めました。
次こそ当たりますように…!
◆
斜めに掛けた小さな鞄の紐を強く握りしめる。今まで着たことが無い清楚な白菫色のワンピースに気恥ずかしさを覚える。
もじもじと上目遣いをしながら朝日を見上げた。内心の嬉しい気持ちを隠しきれず、時折嬉しそうに小さく微笑む。
朝日にはそれが愛らしく見えた。また、自分が選んだものを身につけてもらえたことがとにかく嬉しかった。
「似合ってるんだぞ」
そう一言、気持ちを伝えれば彼女の頬の赤みが少し増した気がした。
「あ……あの、主様」
彼女は恐る恐る訪ねるように主人に声をかける。
「朝日」
「……え」
「朝日って呼んでほしいんだぞ?」
「え……え……でも……」
相手は雇い主だ。敬称等には気を配らなければならない。
ただ朝日は二人でいるときは“サリィさん”と呼ばれていたあの時のように、一人の友として接してほしいと望んだ。ーー否、今は少し親密な友ではあるが。
ダメかと少々困惑ぎみな表情を浮かべながら彼女に訪ねる。凪も朝日の困り顔を見て似たような表情を浮かべていた。
「えっと……えっと……あ……朝日……さん?」
顔が仄かに赤くなる彼女を見た朝日の顔面が緩んでいく。上機嫌でフフッと笑う“上司”。完全に秘書の神樂が二人の様子を見守っていることを忘れているようだ。
くそう、羨ましいなんか思っていないぞ! 親友の色恋沙汰に応援してぇのは山々だけど、末永く爆発しろコノヤロウ!!
女には困らなかったはずの“あの朝日が”似合いそうな服を考えてプレゼントするわ、彼女が喜びそうだからと考えて庶民じゃ絶対行かねぇホテルの最上階を選ぶわ、行き先はほぼ貸しきりだわ……今までの何十倍お金つぎ込んでるんだコンチクショー!
凪ちゃん……コイツはもうダメだ。里見に入ってから仕事ばっかりで女の誘いは断って人間捨てたんじゃねーかって思えるくらいドライだった筈だ。時には日が昇る時間帯まで職務に打ち込んでいた朝日がこんなにも人間味溢れるやつに戻したんだ。ーーいや、前以上にいい表情になっている。女ができるとこうなるのか……。
頑張れよ……と、心のなかで思いながら、親友の幸せオーラ全開な恋路に悔しい気持ちを抑えられない神樂努であった。
◆
かざみどりの一文。
デート回を入れたいなぁって思っているけどどこにいれればいいんだろ。。。
リア充爆発しろって言っちゃいそう
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